審判自体を回避できなくとも、審判による被害を最小限に抑えたい

 審判回避プロジェクト

105保全異議申立書提出

■仮処分決定に対する保全異議申立書を東京地裁に提出しました。「本件仮処分決定は、被保全権利も必要性も認められませんので、直ちに取り消されるべきです」という申立です。

保全異議申立書


 東京地方裁判所民事第9部 御中
 
平成29年4月17日

〒134-○○○東京都江戸川区○○○○○○○○
債務者 澤田地平
債務者 ○○○○
債務者 ○○○○
債務者 ○○○○

当事者の表示 別紙当事者目録記載のとおり


申立ての趣旨


1 債権者と債務者間の東京地方裁判所事件番号平成29年(ヨ)765号業務妨害禁止等仮処分命令申立事件について、同裁判所が平成29年3月31日にした仮処分決定を取り消す。
2 債権者の上記仮処分命令の申立てを却下する。
3 申立費用は債権者の負担とする。
 との裁判を求める。

申立ての理由


第1 被保全権利の不存在
 1 債権者世界平和統一家庭連合(以下、家庭連合という)の主張は、債務者澤田地平らが、本年1月22日(日)以降、家庭連合の本部教会等にて礼拝妨害、礼拝所不敬行為等の業務妨害行為及び住居侵入を行ったものであるとして、その疎明として甲1〜10号証を提出しています。
 2 しかし、債務者澤田地平らは正当な抗議活動を行ったのであり、礼拝妨害、礼拝所不敬行為等の業務妨害行為を行ったのではありません。また、住居侵入を行ったということですが、正当な理由があって本部教会に入ったのであり、住居侵入には当たりません。
 債務者澤田地平らは債権者の仮処分命令申立に対抗して、準備書面及び乙1〜33号証を提出し、以下の主張を述べました。
 (1)家庭連合には教義変更の事実がある
 家庭連合には、その存立基盤に係わる程重要な根本教義を変更している事実があります。
 (2)教義変更により信徒家庭に深刻な分裂がある
 家庭連合の教義変更が原因となり、澤田地平の家庭は夫婦別居状態にあり、夫婦間親子間に亀裂を生じている同様のケースは少なくありません。

真理を問う行動423

 (3)家庭連合は教義変更の事実を隠している
 家庭連合は教会組織と職員の雇用を守ため、教会存立に係わる根本教義の変更を隠しています。
 (4)教義変更について債務者澤田地平らは問い正した
 教会存立に係わる程の根本教義の変更なので、債務者澤田地平らはこれについて質問する内容証明を家庭連合に送付しました。
 (5)教義変更についての質問に家庭連合は答えない
 債務者澤田地平らからの教義変更に関する質問に対して、家庭連合は何の回答もしませんでした。
 (6)日本有数の宗教法人には社会的責任がある
 家庭連合は日本でも有数の宗教法人であり、その根本教義の変更については信徒に対する説明責任がありますし、問われたなら答えるべき社会的責任を負っています。
 (7)債務者澤田地平らには、質問に回答しない家庭連合に抗議した
 債務者澤田地平らは、家庭連合が根本教義の変更に関する質問に対して回答せず、宗教法人としての社会的責任を果たしていないので、家庭連合の本部教会前にて、その責任を果たすよう訴える抗議活動を行いました。
(8)礼拝の妨害はなし
 債務者澤田地平らは、抗議活動をするに際して、問題意識を共有してもらうために信徒が集まる日曜礼拝時を選んで実行し、かつ礼拝自体を妨害しないように、その開始時間前に抗議活動を終えるようにしています。
 (9)住居侵入の事実なし
 家庭連合は堀夫婦が住居侵入を行ったと主張していますが、堀夫婦は正当な理由により本部教会に入ったのであり、住居侵入ではありません。

孝情天苑団地

 (10)債務者澤田地平らは路上通行人の歩行を妨げていない
 家庭連合は債務者澤田地平らが路上で通行人の歩行を妨げ、他人の迷惑を顧みないと主張していますが、債務者澤田地平らは抗議活動を行うに当たり、通行人に配慮しています。
 (11)韓鶴子女史に対して誹謗中傷していない
 債務者澤田地平らは、家庭連合の教えに基づく主張をしているのであり、韓鶴子氏に対する誹謗中傷をしているのではありません。
 (12)直接交渉禁止を無視していません
 債務者澤田地平らは鐘築弁護士宛てに何回も内容証明を送付し、家庭連合とは鐘築弁護士を介して交渉しています。事実、家庭連合から鐘築弁護士を通して一部回答が来ています。
 (13)債務者澤田地平らの行為は益々悪質になってなどいません。
 債務者澤田地平らは渋谷署の警備課の担当者にも相談し、表現の自由及び常識の範囲内での抗議活動を行っており、益々悪質になっているという事実はありません。
 (14)直接交渉を通告したのは家庭連合
 家庭連合は鐘築弁護士を介した交渉を債務者澤田地平らに通告して来たにも係わらず、根本教義の変更に関する質問に答えないのは、家庭連合こそ、その提案を無視していることになります。
 (15)家庭連合は激しい抗議活動をした事実がある
 家庭連合は文藝春秋社に対して謝罪と記事訂正を求めて激しい抗議活動を継続しました。私達の抗議活動はその時の家庭連合の抗議活動と比べるなら、大変おとなしいものです。

10分の1体制へ

 ところで、家庭連合は信徒に対して過剰な献金要請をしています。債務者澤田地平らは、この過剰な献金要請についても抗議活動をしていることを示すために、今回、保全異議申立にあたり、以下の主張を付け加えます。
 (16)澤田地平は10分の1献金で維持できる体制を提唱
 澤田地平は2017年2月21日付けで、自身のブロブ「審判回避プロジェクト」の「71日本は不動の母国」の記事の最後に、以下のように記しました。このブログ画像を乙34号証として提出します。
 <私が考える具体的な目標は次になります。
①全国祝福家庭総連合会と世界平和統一家庭連合の2重構造をなくすために、全国祝福家庭総連合会を廃止する。
②その上で、世界平和統一家庭連合の日本会長に、お父様への絶対的信仰を持つ人物を据える。
 この過程で、必然的にお母様を中心とする韓国家庭連合とは縁が切れることになります。全国祝福家庭総連合会というのは、総会長というポストに韓国人を立てるためだけの、もともと実体のない組織だと思います。そして、借金を返済して10分の1献金で維持できる体制に作りかえて行きます。ぜひ家庭連合の中から、志のある方が立ち上がって下さるようにお願い致します>
 現在、家庭連合の信徒は過剰な献金要請に苦しんでいるのですが、澤田地平はキリスト教会の伝統的な献金制度である個人の全収入の10分の1を教会への献金に当てるだけで教会運営を維持できるように、家庭連合が新体制に変わることを提唱しています。
 過剰な献金要請になっている原因は、第1に、現在の家庭連合の組織が信徒の数に見合わない程拡大してしまい、そのための維持経費が大きいこと。第2に、過去の過剰な献金が借り入れによってなされているために、その返済に追われていること。第3に、日本国内の組織運営だけに献金を使うのではなく、上部組織である韓国家庭連合へ献金を上納する必要があること。
 以下、この第3の韓国家庭連合への献金の上納について説明します。債務者澤田地平らはこの献金の上納を止めることにより、信徒への過剰献金要請を終わらせるべきだと考えています。

天地鮮鶴苑

 (17)韓鶴子氏のHJ天苑構想
 全国祝福家庭総連合会の宋龍天総会長は、家庭連合の動画ニュースである「U-ONEニュース」2016年11月11日号の中で、以下のように述べました。この動画のHP画像を乙35号証1、その動画を乙35号証2として提出します。以下の引用部分はこの動画の18:03〜19:36です。
 <最後の4番目。この度の精誠期間のお母様は、HJ天苑プロジェクト勝利のため、この祈願のための精誠でもありました。皆さん、天地人真のご父母様が人類の前に残された2つのプレゼントがあります。1番目のプレゼントは真の父母様が残された天聖経、平和経、そして真の父母経を中心とするみ言です。2番目のプレゼントは、すなわち地上天国の実体的標本として見せて下さろうとなさるHJ天苑でございます。
 真のお父様が特別、真のお母様に残されたこの願い、あるいは遺言を必ず成すんだというそのHJ天苑に対するお母様の構想は、家庭連合の10年20年先を見る摂理ではないのです。1000年の未来を見つめるその真のお母様の遠大なる構想であり、青写真であるのです。このようなHJ天苑団地の完璧なる青写真を描かれようと、お母様はこの度の期間の間、祈られ精誠を捧げられ、一瞬一瞬、HJ天苑団地の実体勝利のために、精誠を捧げられたのでありました>
 韓鶴子氏は地上天国の実体的標本を見せるために「HJ天苑団地の実体勝利」(建設して具体化するという意味)を計画しているというのであり、それは「1000年の未来を見つめるその真のお母様の遠大なる構想」という表現から、大規模で豪華なものであることが分かります。

樹木園

 (18)HJ天苑構想とは何か
 徳野英治会長は2017年2月18日収録の第47回会長メッセージの中で、以下のように語っています。この動画のHP画像を乙36号証1、その動画を乙36号証2として提出します。以下の引用部分はこの動画の15:16〜17:47です。
 <HJ天苑プロジェクト、この発表がありました。殆どの施設は2020までに完成します。たぶんHJ天苑プロジェクトの中心であります、天地鮮鶴苑、すなわち真のご父母様の生涯博物館だけはあまりにも規模が大きいので、たぶん2023年、お母様がちょうど80歳になられる時には、遅くとも完成するとは思います。いずれにしても天地鮮鶴苑、真のご父母様の生涯博物館、孝情樹木園、孝情文化院、HJ純粋苑、住宅団地アゼリア、マグノリアレストラン、そして、5スターのリゾートホテル、更には日本のビレッジ、3階建ての日本ビレッジが建ちます。6棟、今建設予定であります。病院に上がる右側に、今建設予定地を構えております。ヨーロッパ風ビレッジマグノリア、また修錬所の船着き場に4階建ての水辺カフェという、このカフェとレストラン、更にはVIPの宿泊施設まで備えた、そういう施設を作ろうとしています。

孝情文化院

 もう、清平に来れば、もうエデンの園である、もう地上天国の縮図である。それを全世界の祝福家庭に見せて、希望を与え、VIPも見せることによって、大きな希望を感じてもらう。お母様は清平にVIPが来れば、全世界の正にヘッドオブステイト、首相、大統領クラスが来れば、真のご父母様の偉大さ、教えの偉大さ、そして天の父母様のその地上天国実現への夢の偉大さ、それを肌で感じることのできる、そして食口達が清平にさえ来れば、希望を感じて、復活して、またやる気が出て来て、地上天国建設に向かって邁進する、そういう清平団地を造ろうとして、いずれ更にクリヤーになって参りますので、楽しみにして頂きたいと思います>
 このように、HJ天苑構想とは複数の建物群で構成される、清平地域の開発構想のことです。清平(チョンピョン)とは韓国家庭連合の世界本部の所在地の地名です。徳野会長が言及した10個の建築物、天地鮮鶴苑、孝情樹木園、孝情文化院、HJ純粋苑、住宅団地アゼリア、マグノリアレストラン、5スターのリゾートホテル、日本のビレッジ、ヨーロッパ風ビレッジマグノリア、水辺カフェの完成予想図を乙37号証1〜10として提出します。

純粋苑

 この建物群の中で、韓鶴子氏が最も力を注いでいるのが「真のご父母様の生涯博物館」である天地鮮鶴苑です。この建物の仕様及び規模は、徳野会長が語っているように、完成予想図から判断しても豪華で大規模なので、既に建設されている天正宮や体育館に匹敵するか、それ以上のものだと思われます。
 (19)HJ天苑構想の実現には相当の資金が必要
 HJ天苑を構成する建物群の完成予想図を見ても、この完成のためには相当の資金が必要になると思われます。現在、清平には修練所施設、宿泊施設、学校施設、病院施設、天正宮と呼ばれる宮殿、2万名を収容する体育館などが建設されています。このうち、天正宮は400億円、体育館は600億円かかったと、その当時、家庭連合の世界会長(家庭連合は世界組織であり世界各国に支部としての家庭連合があり、日本家庭連合は日本支部に当たる)であった文亨進氏が2015年9月13日の説教で以下のように語っています。

400億円

 <これを見てください。多額億円の建物です。この建物は、スタジアムは400、600ミリオン(400、600億円)の建物環境にありました。宮殿は400ミリオン(400億円)だったのです。そんな建物環境にあるスタジアムだと私は信じます。とにかく多額億円です>(英語スピーチからの日本語訳)
 天正宮の写真を乙37号証11、体育館(ワールドセンター)の写真を乙37号証12として提出します。天地鮮鶴苑、孝情樹木園、孝情文化院、HJ純粋苑、住宅団地アゼリア、マグノリアレストラン、5スターのリゾートホテル、日本のビレッジ、ヨーロッパ風ビレッジマグノリア、水辺カフェ等を建設し、HJ天苑を完成させるためには果たしてどれほどの資金が必要になるのでしょうか。それは何百億円にも上るでしょう。

ワールドセンター600億円

 (20)資金を日本に期待する韓鶴子氏
 韓鶴子氏は韓国を訪問した600名の日本人責任者に対して2016年2月15日、以下のように語りました。これは家庭連合の機関誌「世界家庭」2016年4月号9頁に掲載されたものであり、これを乙38号証として提出します。
 <1960年に国家基盤の上で聖婚を宣布できなかったのは、日本の皆さんの先祖にも責任があるのです。分かりましたか。(「はい」)ですから、2020年は、私たちの今の夢、真の父母様の夢、天の父母様の夢を必ずや成し遂げる年にしなければなりません。分かりましたか。(「はい」)(拍手)
 そのためには今から、真の父母様の生きた歴史を、皆さんが世の中に向かって証ししなければなりません。今、世界的に起こっていることも、この国が直面していることも、人間の力では収拾できないのです。国連が一つの世界を構想し、努力しましたが、できないでしょう。中心を立て、神様に侍らなければならないのです。人間だけではできません。答えを見つけられないのです。

住宅団地

 ですから、全ての中心が真の父母でなければなりません。堕落した世界圏は、新しい生命、血統、それから何を授からなければなりませんか。真の愛です。分かりましたか。このことを嫌がる国や人がいてはいけません。(嫌がり、拒絶すれば、)それは偽物です。
 これ以上ない大きな宝物を持っている皆さんは、堂々としていなければなりません。分かりましたか。(「はい」)ここには婦人代表もたくさん来ているとのことですが、特に皆さんが責任をしっかり果たさなければなりません。真の父母様の在世時、私が生きている間に、「地上天国はこのような姿である」と、示してあげなければなりません。何のことか分かりますか。
 「天地鮮鶴苑」を通して、世界万民が信仰の祖国、神様の故郷に、水の流れるごとく訪ねてくるようにならなければなりません。そのような場所があるべきでしょう。それを今、私が計画し、成し遂げようと思います。そのような点で、特に日本がエバの使命を果たさなければなりません。蕩減復帰しなければならないでしょう? 分かりましたか。ですから、大変だと考えてはいけません。皆さんは、私がいるという事実がどれほど重要で、ありがたく、感謝なことかを毎日、胸で、皮膚で感じながら、責任を果たすために全力投球しなければなりません。分かりましたか。(「はい」)(拍手)

感謝しなさい

 ありがとう。皆さんが苦労している間、私もじっとはしていません。私は天一国の完璧で堂々とした実体の姿を、今一つ一つ描き、つくり上げていっています。ですから、皆さんは幸福な人々です。そのことを忘れないでください。(「はい」)
 それでは、立ち上がって、決意を込め、「サランヘ(愛しています)、お父様、お母様、父母様」を一緒に歌いましょう(「サランヘ」を歌われる)>
 これによると、韓鶴子氏が「天地鮮鶴苑」(HJ天苑の中心施設)の建設に力を注いでいることが分かります。そして、その実現のためには日本人が、過去の償いの意味からも、それを嫌がらずに、むしろ感謝して責任を果たさなければならないと語っています。韓鶴子氏はHJ天苑建設資金を日本の信徒が出すことを期待しています。
 「蕩減復帰しなければならないでしょう?」という言葉は説明の必要があります。「蕩減(とうげん)」とは家庭連合独自の用語ですが、「弁償」と同じ意味です。ですから「蕩減復帰」とは「弁償して損害がなかった状態に戻す」という意味になります。韓鶴子氏は、日本は韓国に対して損害を与えたから、日本人が資金提供するのは過去の損害に対する弁償であると考えています。

マグノリアレストラン

 (21)償いのための資金提供
 以下は2014年12月20日にアメリカのラスベガスで130名の日本人に韓鶴子氏が語ったものです。これは家庭連合の機関誌「世界家庭」2015年2月号8頁に記載されていますので、これを乙39号証として提出します。
 <ところで、きょう、なぜこの話をするのかと言えば、このように天が待ちわび、人類が待ち焦がれた独り子を誕生させることのできる大韓民国を、40年間苦しめたのが日本だからです。そうでしょう? (「はい」)蕩減がありますか、ありませんか? (「あります」)それが自然なことなのです。聞いた人がいるか分かりませんが、私が生まれたのは1943年ですから、解放前です。日本が最後にアメリカを攻めるために、戦争の準備をより一層強化したときですから、戦車も造らなければならず、飛行機も造らなければならないので、金物が必要だったようです。韓国の全ての金属、甚だしくは、祭壇に置く食器まで全て供出させられました。ところが、どういうわけか、私が生まれたその日、(大母様の夢の中で)私が寝ている部屋の庭に、日本が持っていった物が続々と集まってくるのです。なぜなのか、大母様も理解できませんでした。

償いだから

 なぜ、このようなことを天が見せてくださったのでしょうか? 私という存在が、他の赤ん坊とは違ったということです。そうでしょう? どこまでも、玄界灘に列を成すほどに(金物が集まってきました)。
 日本は母に負債を負いました。しかし皆さんは、真の父母によって祝福を受けたのです。このように重要な母が、皆さんを祝福したというのです。この話は、すなわち、皆さんは忠孝家だと言いますが、本当に純粋な忠孝の道理を果たさなければならないということです。自分というものがあってはなりません。「私はこれくらいやったから、教会は私のことを厚遇すべきでしょう」と言うのは、蕩減になりません。何の話か分かりますか? (「はい」)自分というものがあってはなりません。皆さんは、真の母に会いにきて良かったですか、負担になりますか? (「良かったです」)>
 韓鶴子氏の母親(大母様)が、日本が持ち去った金属類が庭に集まって来る夢を見たというのですが、これは日本が奪ったものが自分のもとに戻ってくるという予言の夢であるというのが、韓鶴子氏の解釈です。だから、日本人が韓国に対して資金提供するのは当然なことであるし、それは過去に奪ったものを返済していることなのだから、大きな献金をしたからといって、自慢してもならないという考えです。
 HJ天苑の建設にかかる費用は日本がまかなって当然であるし、そうすべきである。たとえそれが巨額であろうとも、それは日本の過去の償いであるというのが韓鶴子氏の考えです。

リゾートホテル

 (22)HJ天苑構想のためにハウステンボスを訪問
 家庭連合の動画ニュース「週刊ブリーフィング」の2016年11月12日号は、2016年10月22日から8日間、日本を訪問した韓鶴子氏を特集し、以下のようにナレーターが語っています。これを乙40号証として提出します。この動画のHP画像を乙40号証1、その動画を乙40号証2として提出します。以下の引用部分はこの動画の1:03〜3:18です。
 「世界に向けた真の父母様のみ旨、そして愛。真の愛は時空を超越して伝えられます。母の国日本、真の父母様はビジョン2020勝利と、100日精誠勝利のための8日間の日本特別巡回の道に出発されました。自然と文明がひとつに調和するテーマパーク、ハウステンボスを訪問された真のお母様。49万平方メートルの敷地に造成されたハウステンボスは40万本の木を植え、運河を造成し、環境先進国である中世のオランダを再現した場所です。日本の名所であるハウステンボスを見つめられながら、日本全域の活動報告を受けられたお母様は、73億人類を愛と平和で新たに誕生させる天地鮮鶴苑と孝情天苑の青写真を描かれました。

日本ビレッジ

 漆黒のような闇が続いて来た6000年の摂理歴史に一筋の光として現れ、希望の灯で照らして下さった真の父母様の愛のようにハウステンボスの夜は数千万の光で輝いています。HJ天苑プロジェクト出発後、鮮鶴歴史編纂苑を奉献され、孝情文化センター建設の摂理を通して心情文化改革の灯をともされた真のお母様は、天の川のような光がちりばめられた夜景の中を歩かれ、孝情天苑の未来を構想されました」
 韓鶴子氏はハウステンボスを見ながら天地鮮鶴苑と孝情天苑(この「孝情」を略したものがHJです)の青写真を描き、「天の川のような光がちりばめられた夜景の中を歩かれ、孝情天苑の未来を構想されました」ということだそうです。

ハウステンボス電飾

 (23)建設がはじまったHJ天苑
 家庭連合の動画ニュース「週刊ブリーフィング」の2017年3月18日号は、韓鶴子氏がアチムゴヨ樹木園を訪れた場面で、以下のようにナレーターが語っています。これを乙41号証として提出します。この動画のHP画像を乙41号証1、その動画を乙41号証2として提出します。以下の引用部分はこの動画の7:58〜8:56です。
 「真の父母様はHJ天苑を中心に展開されているプロジェクトを具体化されるために加平郡にある樹木園を訪問されました。まだ冷たい風が残る樹木園で色とりどりの美しい色で周囲を照らす光を眺められながら、真の父母様は暗闇に包まれている世界を孝情の光で照らし、子孫万代に永遠に残るHJ天苑の摂理を構想する精誠の時間を過ごされました。文善進世界会長を初めとする同行した指導者達はHJ天苑を中心とした真の父母様の夢と理想を実体化させることを決意しました」

アチムゴヨ電飾

 この動画を見ると、韓鶴子氏がハウステンボスを訪れた時の電飾の演出(乙40号証2の2:29〜3:18)が気に入って、同じようなものをHJ天苑構想に付け加えたということが分かります。動画乙40号証2のハウステンボスの電飾場面の画像(乙40号証2の3:13の場面)を乙40号証3、動画乙41号証2のアチムゴヨ樹木園の電飾場面の画像(乙41号証2の8:47の場面)を乙41号証3として提出します。
 徳野会長は第46回会長メッセージ(動画乙46号証2)の中で、韓鶴子氏が日本を訪問した目的が4つあるとして、その4番目を以下のように語りました。以下の引用部分はこの動画の6:14〜6:57です。
 <4番目はHJ天苑団地プロジェクト、すなわち真のご父母様の生涯博物館を中心とした清平における2020のビジョンの中心的なプロジェクトを勝利する上で、お母様はいろんな構想を練っておられます。そのいろんな構想の参考として、また日本やヨーロッパを訪問されながら、様々なテーマパークや建物やあるいは歴史的な建物をご覧になりながら、様々な構想を深めておられるのが真のお母様であります>
 このように、韓鶴子氏の日本訪問の目的のひとつは、テーマパークや歴史的な建物をHJ天苑構想の参考にするためであるというのですが、確かに韓鶴子氏はハウステンボスの電飾の演出をさっそくHJ天苑構想に移植していることが分かります。

決意表明

 (24)「HJ天苑団地プロジェクト」完遂の決意表明
 2016年10月3日から7日にかけて、韓国で「真の父母様招請日本指導者特別集会」が行われ、日本からは約800人が参加しました。そして韓国人指導者が加わって1500名の参加者となり、韓鶴子氏を迎えて「ビジョン2020勝利のための韓日天一国指導者和合統一出征式」が10月6日に行われ、その最後に一連の行事の締めくくりとなる閉会式がありました。その時、決意表明のために登壇した徳野会長は、以下の3つを述べました。
①73億人類の前に独り子であられる真のお父様と独り娘であられる真のお母様を、より一層堂々と宣布する。
②真のお母様が地上にいらっしゃる時に、必ずや天の父母様と真の父母様の夢を成してさしあげ、責任をもって「HJ天苑団地プロジェクト」を完遂する。
③父の国・韓国と母の国・日本は、全世界の全ての子女国家の前に模範的な「父母の国」の役割を果たす。
 以上の内容を記載しているのが家庭連合の機関紙「中和新聞」の2016年10月21日号です。このHP画像を乙42号証1、そのテキスト文書を乙42号証2として提出します。
 家庭連合のHPにある「ビジョン2020」の説明は以下です。このHPの画像を乙48号証として提出します。

ビジョン2020

 <家庭連合のミッションは、「私たちは、真の愛を中心として“神の下の人類一家族”という理念に基づき、ために生きる生活と真の家庭運動の推進を通して、自由・平和・統一・幸福の世界を実現します」です。このミッションを果たすため、2020年まで「幸せな家庭、健康な教会、国家と世界に貢献する統一運動」というビジョンを掲げて取り組んでいます>
 この説明では抽象的な理念だけを述べており具体性がありませんが、「ビジョン2020」を達成するために何をするのかというのを、徳野会長が①②③の決意表明の形で述べたのです。この①②③を柱として2020年までの中長期の具体的な数値目標が掲げられることになります。だだし③は①及び②を達成して行くその結果として付いてくるものであり、それ自体が目標になるものではありません。実質的には①と②の二つが意味を持ち、①は会員獲得のことです。準備書面4頁上から8行目以降に「家庭連合は公称60万人の会員を擁し、2020年までに100万人の会員獲得を達成するという目標を掲げています」と書きましたが、この目標も①に含まれる内容です。そして②は「HJ天苑団地プロジェクト」のことです。
 韓国における「日本人特別集会」及び「出征式」は2020年のゴールに向かう出発式でしたが、それはすぐさま、日本における120日路程の出発のための行事に連結されました。この後、帰国した日本人責任者達は日本全国の全16地区において2017年2月9日までの120日路程の出発のための「出征式」という集会を行い、目標達成に向かって出発します。

ビレッジ

 この時、具体的に掲げられた120日路程の目標は1万人の再復帰(休眠会員の掘り起こしのこと)と2000名の2世祝福参加者(2世とは信徒の子弟、祝福とは結婚式のこと)の獲得です。宋総会長は<百二十日路程において私達は必ずや、二千人の二世圏祝福と一万人食口の再復帰という目標を勝利しましょう>と語り、徳野会長は<私達の近い目標は、基元節四周年(二〇一七年二月九日)までに願われる、一万人の再復帰および新規伝道の勝利と、二千人の二世圏祝福の勝利です>と語っています。この宋総会長の言葉(「世界家庭」2016年12月号16頁)を乙43号証1、徳野会長の言葉(「世界家庭」2017年1月号30頁)を乙43号証2として提出します。
 また、この韓国と日本における一連の行事を詳しく報じた家庭連合のニュースレター「VISION2020」の2015年10月31日号を乙44号証として提出します。
 日本人責任者800人が韓国で4泊5日の特別集会を行いながら、韓国人指導者と合流して1500名が「出征式」を行いました。「出征式」とは兵士が戦争に出発する時の式典を意味しますが、家庭連合は「2020ビジョン」を目標に掲げた出発の行事に「出征式」という名前をつけていることから、この行事に並々ならぬ力を注いだことが分かります。ですから、その閉会式で徳野会長が述べた①及び②の決意表明の責任も重いはずです。そして、日本の全16地区で行われた120日路程の出発式の名称も全て「出征式」でした。ですから、韓国での勢いそのままを日本の全国各地に持ち込んだということが言えます。このことはニュースレター「VISION2020」(乙44号証)の記事で確認することができます。

カフェ

 そして、掲げられた120日路程の目標は、1万人の再伝道と2000名の2世祝福参加者の獲得でした。しかし、この具体的目標は、徳野会長の決意①に関する目標であり、②に関する目標は何も語られていません。②に関する目標は何かといえば献金です。「HJ天苑団地プロジェクト」は清平地域における開発計画であることは述べました。この開発計画に直接携わるのはプロの設計士であり、プロのゼネコンです。ですから、徳野会長が<責任をもって「HJ天苑団地プロジェクト」を完遂する>と語る時、それは<「HJ天苑団地プロジェクト」を完遂するための資金調達に責任を持つ>という意味以外にありません。
 韓鶴子氏は日本からの資金調達を大きな目的の一つとして、日本人指導者800人を韓国に呼び、「出征式」を行い、日本に送り返しているのです。だからこそ、徳野会長は韓鶴子氏の前で②の決意表明をせざるを得ませんでした。韓鶴子氏のHJ天苑に掛ける思いの強さがそのまま、日本家庭連合に対する資金要請の強さになります。120日路程では②に関する献金の目標額は必ず決められているはずです。徳野会長が日本人800名を代表して決意表明した②に関する具体的目標がないということはあり得ません。問題になるので、表立ってその数値目標が掲げられないだけです。
 徳野会長は2016年5月22日に以下のように語っています。この掲載誌「世界家庭」2016年7月号の18頁を乙45号証として提出します。

プレゼン.

 <そして、全人類を教育するため、生前に真のお父様もその建設を願っておられた真の父母様の生涯博物館「天地鮮鶴苑」を建設したいと願っておられるのです>
 この「天地鮮鶴苑」の建設、それはすなわち「HJ天苑団地プロジェクト」の実現と言い替えることができますが、この「HJ天苑団地プロジェクト」を責任を持って完遂すると決意表明した徳野会長は、その責任完遂の具体的な内容について信徒に説明する責任があります。具体的な内容とは、「HJ天苑団地プロジェクト」の建設資金がいくらかかるのかということです。その金額はそのまま信徒に要請される献金額になるからです。
 乙37号証1〜10に見るように完成予想図も出来ています。また、乙49号証1〜2に見るように韓鶴子氏を中心とする幹部職員の前で設計のプレゼンテーションが行われていますから、建設に要する資金の概算も出ているはずです。
 (25)信徒の尻を叩く
  徳野会長は2016年11月28日収録の第46回会長メッセージの中で、以下のように語りました。この動画のHP画像を乙46号証1、その動画を乙46号証2として提出します。以下の引用部分はこの動画の1:14〜3:21です。
 <第1番目の柱は、最近宋龍天総会長が強調される、み言のポイントであります。宋龍天総会長は常日頃から、いかにして天の願い、真の父母の願い、中心の願いに一致するか、これが最も重要であるということを強調なさいます。定められた時間内2020年までに、2020のビジョンを私達が100%勝利するためには、時間内に目的地に、正確に到着するためには、必ず二つのことが必要であると強調されます。第1は、目的地に向かうその方向性が正しいこと、第2番目は目的地に向かって進む速度であります。

もっとムチ打て

 どんなに速度が速くても、その方向性が正しくなければ、間違った方向に行ってしまいます。また方向性は正しくても、その速度があまりにも遅ければ、時間内に、天が願われる摂理的な時間内に、目的地に到達することは出来ません。既に11月21日から出発しました、第2次40日路程では、今までの速度を2倍、3倍にしなければなりません。韓国の古いことわざの中に、「チュマカピョン(走馬加鞭)」という言葉がございます。走る馬に更に勢いを付けるために鞭を加えるという意味でございます。今の私達に非常に適切な表現であると痛感致します>
 ここで出て来る「第2次40日路程」とは、120日路程を40日ずつ3つに区切った、2番目の40日路程という意味です。第1次40日路程の目標達成率がよくなかったので、120日路程の最終目標を達成するためには「今までの速度を2倍、3倍にしなければなりません」と語っているわけです。では、その最終目標とは上に見てきた「1万人の再伝道と2000名の2世祝福参加者の決定」だけかというとそうではありません。HJ天苑建設の資金のための献金目標を含めています。その献金目標の中途達成率が低いので、「チュマカピョン(走馬加鞭)」ということわざを引き合いに出して、信徒の尻を叩いているのです。
 (26)家庭連合は自らを正す好機
 韓国家庭連合の本拠地である清平地域にHJ天苑という建物群を建設するために、韓鶴子氏は日本家庭連合から巨大資金を出させようとしており、根本的な教義変更さえも飲み込む、韓鶴子氏の指示に忠実な宋総会長及び徳野会長は、HJ天苑建設のために過剰な献金を日本の信徒に強いています。
 初めに見たように、債務者澤田地平は家庭連合の組織運営を10分の1献金でまかなえる体制に造り替えることを提唱しています。債務者澤田地平らは家庭連合の根本教義の変更に抗議するだけではなく、信徒への過剰な献金要請に対しても疑念を呈し、抗議しています。

コンプライアンス

 徳野会長は2009年3月25日付けで「教会員の献金奨励・勧誘活動及びビデオ受講施設等における教育活動等に対する指導について」という通達を出し、その中で「教会員への献金の奨励・勧誘行為はあくまでも教会員本人の信仰に基づく自主性及び自由意思を尊重し、教会員の経済状態に比して過度な献金とならないよう配慮する」と記しています。この文書のHP画像を乙47号証1、そのテキスト文書を乙47号証2として提出します。
 このように徳野会長は、自ら通達を出して信徒に対する過剰な献金要請を禁止していますが、<②真のお母様が地上にいらっしゃる時に、必ずや天の父母様と真の父母様の夢を成してさしあげ、責任をもって「HJ天苑団地プロジェクト」を完遂する>という決意目標を達成するためには、「HJ天苑団地プロジェクト」の建設資金が莫大なだけに、どうしても過剰な献金を信徒に要請せざるを得ないし、現に要請しているはずです。その要請の事実が、計らずも「チュマカピョン(走馬加鞭)」という言葉に表れているのです。
 家庭連合は私達の抗議活動を業務妨害だとして排除するのではなく、私達の抗議を真摯に受けとめ、自らの教義変更および過剰献金要請の間違いを反省し、それを正して行く好機であると考えるべきです。

第2 保全の必要性の不存在
 債務者澤田地平らは、教義変更の不当を訴え、間違った過剰献金要請への反省を促すため、常識の範囲内での抗議活動を行っているのであり、家庭連合の業務を妨害しているのではありません。

第3 まとめ
 したがって、本件仮処分決定は、被保全権利も必要性も認められませんので、直ちに取り消されるべきです。

疎明方法


1 乙34号証 ブログ「審判回避プロジェクト」の画像
2 乙35号証1〜2 「U-ONEニュース」2016年11月11日号のHP画像とその動画
3 乙36号証1〜2 第47回会長メッセージのHP画像とその動画
4 乙37号証1〜12 HJ天苑の建物群の完成予想図および天正宮と体育館の写真
5 乙38号証 「世界家庭」2016年4月号9頁
6 乙39号証 「世界家庭」2015年2月号8頁
7 乙40号証1〜3 「週刊ブリーフィング」2016年11月12日号のHP画像とその動画
8 乙41号証1〜3 「週刊ブリーフィング」の2017年3月18日号のHP画像とその動画
9 乙42号証1〜2 「中和新聞」2016年10月21日号のHP画像とそのテキスト文書
10 乙43号証1〜2 宋総会長と徳野会長の言葉
11 乙44号証 「VISION2020」2015年10月31日号
12 乙45号証 「世界家庭」2016年7月号18頁
13 乙46号証1〜2 第46回会長メッセージのHP画像とその動画
14 乙47号証1〜2 通達文書のHP画像とそのテキスト文書
15 乙48号証 「ビジョン2020」の説明のHP画像
16 乙49号証1〜2  HJ天苑の設計のプレゼンテーション

添付書類


1 疎明説明書 1通
2 乙号証各書写し 各1通

当事者目録


〒150-0046東京都渋谷区区松濤一丁目1番2
 債権者 世界平和統一家庭連合 代表者代表役員 徳野英治

〒160-0023東京都新宿区西新宿1丁目20番3号 西新宿髙木ビル7階
 債権者代理人 弁護士 鐘築優

〒134-○○○東京都江戸川区○○○○○○○○
 債務者 澤田地平
 債務者 ○○○○
 債務者 ○○○○
 債務者 ○○○○


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■ プロフィール

澤田地平

Author:澤田地平
1953年長崎県生まれ
6000家庭
サンクチュアリ江戸川教会教会長
携帯:080-3272-0026
e-mail:swdsw5@yahoo.co.jp
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